清水 省吾
副院長 消化器内科部長
各科連携と最新技術で、患者さんに最善の低侵襲治療を届けます。
診療科の概要
私たち消化器内科の診療は消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、大腸)、消化器実質臓器(肝臓、膵臓、胆道)を主とする多数のおなかの臓器を対象としています。対象の臓器は多く、疾患も多岐にわたります。
私たちは消化器内科医であるだけでなく、おのおの専門分野(消化管・肝・胆膵)を持っています。それぞれのチームの力を結集し、質の高い医療を提供できるよう心がけています。
問診や診察の内科医としての基本から、各臓器の特殊検査、なかでもその技術や機器が発展した、消化管の中を観察する“内視鏡”や、実質臓器を観察する“超音波”検査を駆使して診断と内科的治療を行います。またCTやMRIなどの画像検査では放射線診断科の先生方と協力し診療に当たります。
最近のトピックス
検診・ドックやかかりつけ医で血液検査を受けることがあると思います。その結果をしっかりとみているでしょうか。
肝機能のALTが30以上続く場合は、肝臓の線維化や慢性肝疾患の可能性があり、肝臓学会からの奈良宣言2023では、慢性肝臓病の早期発見のために、かかりつけ医や専門医の受診を勧めています。
原因には従来のウイルス性肝炎、アルコール性、脂肪性肝疾患(MASLD)などがあります。
特に脂肪肝炎(放置してはいけない脂肪肝)では肝硬変や肝がんに進行することがあります。脂肪肝炎の診断には肝生検(針で肝臓の細胞を採取する)を行っていましたが、近年では非侵襲的な診断方法としてフィブロスキャンやMRエラストグラフィで肝臓の硬さや脂肪の量を測定することができるようになりました。

治療をご検討の方へメッセージ
消化器内科疾患には良性から悪性(がん)まで幅広い疾患があります。
悪性疾患である“がん”では検診を含めた早期の発見が重要で、早期の治療が重要です。
早期の消化管癌では低侵襲治療である内視鏡治療、早期の肝臓悪性腫瘍ではエコーガイド下での焼灼術が可能です。
内科的治療適応でない場合は外科と相談し手術療法を、状態によっては薬物療法や放射線治療科と連携し放射線治療など、患者さんの状態に合わせた最善の方法を検討します。
手術療法は従来の開腹治療に加え、近年では低侵襲治療である腹腔鏡手術、ロボット手術療法があります。放射線治療では最新の治療機器でより正確により安全な治療が行える治療設備があります。院内各科、各部署と連携して診療に当たります。









